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Message from Meteorite man


「メテオ」読者の皆さんへ
あれは、私が13歳の時でした。人類初の月面着陸を見て驚嘆したこと。今でもはっきりと覚えています。そして、当時の多くの少年たちのように、私もまた宇宙飛行士になることを夢見たことです。おそらく、私が隕石にこんなにも魅了されてしまったのは、あの日からなのでしょう。なぜなら隕石は、宇宙空間に出ることなく、私を宇宙飛行士の気分にさせてくれるのです。世界中で毎日のように、他のほかの惑星のカケラが煌きながら地球大気圏に突入し、地上に落下しています。もし、あなたが何を探しているのかを知っていて、なおかつちょっとラッキーなら、あなたも天国から落ちてきた幸運の星、隕石を見つけることができるはずです。

この20年間、私は宇宙の石に関わり、何万個にもおよぶ隕石を扱ってきました。それらのうち、月、火星、Vesta 4(注:Vesta=火星と木星の間にある小惑星 / 4=小惑星番号 / Vesta 4の発見は1807年)や、火星と木星の軌道間の小惑星帯のカケラを手にすることができたのは、信じがたいほど幸運だったと言えるでしょう。それらの石が地球にたどり着くまでに、どれほどの距離を旅してきたかを想像することは容易なことではありません。隕石は、私たちが想像することしかできない世界の様子、宇宙の偉大な神秘を見せてくれます。

過去7〜8年の間に、隕石に対する認識度が高まってきています。それによって、数百にのぼる新たな隕石が発見され、それらは科学者や収集者によって研究されています。この刺激的な分野を持続させるためには、情熱的な隕石収集者と調査が必要とされます。ここ2〜3年の間、月と火星の新たな隕石が多数発見されました。あなた、それとも私に見つけられることをどこかで待ち続けているものが何なのかは、未知なのです。どうぞこの本を楽しんでください。そして、これから機会があれば、様々な隕石を見て触れてみたください。

2000年9月19日

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