STONY IRON (石鉄隕石)







石質隕石と鉄隕石の中間的性質をもつ石鉄隕石。惑星のマントルと中核の境界に位置する部分で、シリカ(カンラン石または輝石)と金属が混合してできた物であるため、石と鉱物の結晶がそれぞれ分離して見られるものが多く、隕石の中でも美しさ・おもしろさは各別であり、人気も高い。


石鉄隕石は、2つの主となるPallasitesとMesosideritesのタイプに分けられる。Pallasitesは、ペリドット(マグネシウム・鉄のケイ酸塩)として知られる石質鉱物のカンラン石と鉄・ニッケル合金の混合物である。カンラン石の粒は金属の網目の中に組み込まれ、時にはその金属にウッドマンステッテン構造が見られることもある。この様な編成は、溶解した金属が非常に高い温度で、しかも損傷を受けずに、カンラン石の結晶と混合したことを示している。
 

Mesosideritesは、金属塊と角張った玄武岩のエイコンドライト、ガラス質物質と金属筋によって構成されている。それぞれの金属塊は、独自のウッドマンステッテン模様を構成している。ガラスと金属筋は、その全体が一時的で多様な温度によって過熱と断片化を受けた後、ゆっくりと冷却されたことを示している。


ほとんどの石鉄隕石は、玄武岩エイコンドライトと小惑星の核からきたと推測される鉄のグループと関連している。石鉄隕石は、Vesta(直径300マイル)のような大きな天体を母体としていることが多い。


溶解過程において、金属は沈殿して溶解状態の核の形成をすすめる、その過程の終盤でPallasitesは形成される。カンラン石の多い石質のマントルに、冷却、縮小、亀裂が生じると、亀裂に沿って溶解した金属が上部に向かって噴射すると考えられる。その結果、固形化した金属が網目のようになってカンラン石の結晶を包み込む。


Mesosideritesは、その構成からPallasitesとは違う形成過程をとおっている。核から切り離された金属は、マントルのカンラン石と地殻の玄武岩の破片と混合される。様々な構成物質が溶接して、Mesosideritesは形成される。

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