それは運命だった

ロバート自宅の様々な『石』のコレクション


両親が鉱物ディーラーだったのが運命のはじまり。父親の趣味は、綺麗な鉱物やクリスタルをあつめて、彼自身が経営する店に陳列することだった。お宝捜しを趣味とする父親がロバートに与えた影響は大きい。


父親の故郷の海には、1715年に沈没したスペインの宝船が眠っている。それを聞いたロバートは、ある日宝物探しに海に潜り、小さな宝物を手にした。そんな経験が、ロバート少年の胸に『宝物探し』の興奮と喜びを刻み込んだ。


砂漠地帯で育った少年時代、家族で出掛けたキャンプはロバートのチャレンジ精神と冒険心の原点。「アリゾナの砂漠で過ごした週末はいつも冒険だった」とロバートは懐かしそうに語る。雲ひとつない真っ暗な砂漠の夜空を眺めては、天体観察をしながら宇宙への思いを馳せたそうだ。


最初の人工衛星が打ち上げられた年に産まれたというのも、宇宙へ興味を持つ運命だったのかもしれない。アポロ計画が脚光を浴びていた頃少年時代を送ったロバートは、ロケットの打ち上げられるたびに、ケネディー宇宙センターのすぐ近くだった父親の故郷に行って船から打ち上げを眺めたという。


こうして、石と宇宙への興味を運命的にもったロバートの人生は、次第に『隕石』へと導かれていく。