巡り合いは突然に

メテオハンターになりたての頃の写真。自慢のメタル探知機を片手に隕石を追う。(上・右)


最初の隕石との巡り合いは突然だった。1969年2月、メキシコへキャンプに出かけた13歳のロバートはソノラ・ビーチで夜空を眺めているときに、当たり一面を明るくするほど輝く火球を目撃!!このときに受けた衝撃は今でも鮮明に覚えているという。


その火球が総量1000キログラムにも及ぶAllende隕石の落下だったことを後に知ったロバートは、その隕石を手に入れようと躍起になった。しかし、メテオハンティングの方法を知らなかったロバートにとって、隕石を見つけることは簡単なことではなかった。結局その探索は失敗に終わったが、この経験がロバートの人生を大きく変えることとなった。


こうして隕石の虜になったロバートは、「惑星の破片」を手に入れる夢のために、情報を収集しながら隕石へと一歩一歩近づいていった。夢のためには努力を惜しまず、しかもそれを楽しんでしまう。スペース・パスポートもその一環だったのだ。まったく、ロバートのバイタリティーには感心させられる。


21歳のとき、ついに本物の隕石を見る機会が訪れた。宝石の展示会に鉄隕石を見つけたのだ。ロバートは飛び上がるほど喜んだが、その金額を見て愕然とした。夢を目前にしながら、諦めるしかなかった。


その1年後、ロバートは隕石について必死に勉強していた。隕石を買うことができなければ、自分で探すしかない。そのためには隕石の知識が必要だった。隕石を理解するには多分野にわたる科学、鉱物学、天文学、岩石学、化学の知識が必要だ。ロバートは入手した全ての本を読み漁り、十分な知識を得た。後は実践あるのみ。最新式のメタル探知機を入手。メテオハンター、ロバートバーグの誕生だ!