ロバート・ハーグ氏が
あなたのご質問にお答えします!!

隕石Q&Aコーナー


Q. 金属探知機を購入する際に気をつけねばならないことはありますか?
(01年6月8日:東京都 H・Mさん)

A. 金属探知機は、大小・感度が様々なので、隕石探索にあったものを探すのは難しいと思います。安価で手軽に持ち運べる金属探知機もありますが、無差別に金属に反応してしまうという欠点もあります。鉄隕石の探索ならよいのですが、石質隕石を発見したい時には、そのような金属探知機では無理があるので、反応レベルや反応対象をチューニングできるようなものを用意することが望まれます。

落下直後の探索でない限り、ほとんどの場合隕石は土の中に埋もれています。また、土の中には、釘や鉄屑のような金属がゴロゴロしています。そんな悪条件の中でも探索をスムーズに進めるために、僕はWhite's(アメリカ)のような本格的金属探知機を愛用しています。("巡り合いは突然に"の写真で持っている金属探知機を見てください。)この金属探知機なら、自分でプログラムを設定することができるので、探索前に隕石を使ってチューニングすることもできるし、反応の音も様々なので、何に反応しているのかを知ることができます。また、隕石の埋まっているピンポイントをつかむこともできるので、無駄な時間をかけずにすみます。

White's のホームページアドレスを載せておくので参照してください。
www.whiteselectronics.com



Q. 一般的に鉄隕石よりコンドライトの方が多く落下していると聞きました。コンドライトあるいはエイコンドライトも磁石や金属探知機で探すことができますか?よい探し方のアドヴァイスがあったら教えてください。
(01年6月4日:東京都 H・Mさん) 

A. コンドライトは、金属探知機で探すことはできるけれど、鉄隕石を見つける時のように簡単には行かないのは確かです。金属探知機がコンドライトに反応するように細かく正確にチューニングしなければならないし、ゆっくりと注意深く探索を進めなければならないというのが、まず第一の注意点。探索中は、神経を研ぎ澄まして、金属探知機の発する音の変化を聞き取る必要があります。なによりも、実際にコンドライトを使って探索の練習をすることが、体や耳を慣れさせる一番の方法です。金属質の多い土によっては、金属探知機が過敏に反応して探索をスムーズにすすめられないこともありますが、それもチューニングや探索を上達させるための良い練習になります。

隕石探索の中でも、一番難しいのがエイコンドライトです。というのも、ほとんどの金属探知機はエイコンドライトに反応しないからです。月や火星の隕石を含むほとんどのエイコンドライトは、外見から隕石であることを見抜かなければなりません。練習や経験をつんで、エイコンドライトの特徴である結晶体などを見極められるようになることが一番必要とされます。

どんな隕石を探索する場合でも、フュージョンクラスト(摩擦熱によって隕石の外側が溶けて除去され、黒っぽく焦げたようになっている表面のこと。隕石の構成要素によって色や質感は異なる。)や表面の質感を見極めることが重要になります。とにかく経験をつむこと、これ以外にないでしょう。
Good luck and good hunting !!



Q.隕石はどうやって探すのですか?
(01年3月21日:東京 T・Kさん)

A.まず、いくつかの道具を用意しよう。つるはし、シャベル、10倍の拡大鏡、強力な磁石は必需品です。棒の先につけた磁石に吸着してきたものを拡大鏡で確認しながら発見するというのが一番安上がりな発見方法です。もっとプロっぽく探索したいなら、金属探知機を入手しよう。メテオハンターの多くが使っているアメリカ製の金属探知機(約10万円)は、プログラムを変えることで幅広い種類の隕石を探知できます。しかし、いくら道具をそろえても、闇雲な探索なら発見の可能性はありません。まず、隕石の落下や発見が報告されている場所を調べて、隕石の特徴をよく知ってから探索に行くことが大切です。お宝を手にするには、それなりの努力が必要!Good Luck!



Q.隕石の見つかる場所は日本にもありますか?
(01年3月24日:千葉 M・Kさん)

A.Of course, YES! 隕石を発見するには落下や発見があったところに行くのが一番。最近の有名な日本の隕石には、1996年のつくば隕石、1995年の根上隕石(石川県能美郡)、1986年の国分寺隕石(香川県綾歌郡)があって、全部で45ヶ所以上あります。ただ、報告されている場所はすでに探索された後なので、簡単に隕石が見つかるとはいえません。しっかりとしたデータと道具が必要です。僕も最新の探知機のおかげで、古い落下場所から取りこぼしの隕石をたくさん発見したことがあります。



Q.隕石やロバートさんの情報を集めるにはどうしたらよいですか?
(01年3月28日:神奈川県 J・Kさん)
A.隕石の情報は、本やウェブサイトでたくさん集められます。ただ、研究用の難しいものが多いので、目的にあったものを選ぶことが大切です。このサイトにあるムックは、本物の隕石と本がセットになっているのでお勧めです。僕に関しては、METEO CLUBで僕の来日情報とコレクション紹介・隕石の解説を予定しています。入会してくれた方には、本物の隕石と僕のサインが入っているMETEO WORLDへのパスポートを準備中です。



Q.メテオハンターは日本に何人いるのですか?
(01年3月30日:長野県 T・Sさん)

A.残念ながら日本では確認されていません。世界的に有名なメテオライトハンターは、最近まで僕を含めて3人ほどでしたが、隕石に興味を持って隕石の収集を本職とする人が増え続けています。



Q.メテオライトハンティングはビジネスとして成り立っているのですか?
(01年3月31日:大阪府 T・Tさん)

A.Of course! 僕がメテオライトハンターになって20年になりますが、今では世界中の民間人で最も多種多量な隕石コレクションを持つ隕石実業家になり、億万長者の仲間入りを果たしました。たとえば、僕がとても苦労して手に入れた火星の隕石は、世界市場で100万ドル(約1億1千万円)の値をつけ、家、コルベット、ボートを買うことができた上に、コレクションの拡大まで可能にしてくれた。もちろん、そうした実績をあげることが更に有名で信頼されるメテオハンターになる条件であって、ビジネスを成功させる鍵なんだ。